帰省中の息子と予期せぬ雪中キャンプ
直前まで雪がなかった山形市内。
キャンプを予定していた前々日に久々の積雪。しかもキャンプ撤収の日曜日、急遽午後から用事が入ってしまう。
ホントなら視察に行った「るぽぽの森」や「徳良湖オートキャンプ場」、はたまたネットで検索した近場の通年営業のキャンプ場「ドロキャン新川」「秋保ドローンキャンプ場」まで足を延ばそうかと考えていたんだけど断念。
いつものところへ。
この日から3連休ということで、ベストポジションを抑えたくて朝からソワソワ。
ですが雪が積もったおかげか、さほど混みあう訳でもなく、オイラたちの他には4張ぐらい。適度な距離も空けているので下手にキャンプ場予約するより良かったかも。
でも実は大きな荷物は前日夜に車に積んでいたものの、Shuを起こし食材や着替えなどをワンコたちに気づかれないよう準備していたせいで、忘れ物少々(笑)
この日の昼飯と明日の朝飯を買うの忘れていたことに気がつき、テント設営後コンビニへ買い出しに行っているとChiチャンから電話・・・
「台所にある水の入った湯たんぽと水筒4つ、要らないの?」
・・・?
急いで取りに戻る(笑)
冬場水道が止まるこの場所では一番大切なものでした。
実は前回のキャンプの時もランタン忘れて取りに戻ったり、釣りに行くときリール忘れたり・・・年のせいなのでしょうか。
で結局、ヘッドランプも忘れておりました・・・。
昼飯食べて、焚火の準備やその他セッティング完了し、幕内でアルパカつけながら息子と談笑。二人で煙草をふかしながら(笑)
Shuのキャンプの記憶の話になり、ランタンで火傷したことは覚えていないらしい。上の写真にも火傷のランタン写ってますが。
初めて父と二人でキャンプしたことは・・・記憶にございません(笑)。
ブログを辿れば2008年のGWでしたね。
turikichipapa35.hatenadiary.com
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次の年の10月にも、この時は寒かったのをオイラは覚えてます。
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そんな息子が麻紐とファイヤースターターで着火!
まさか、20歳を過ぎた息子と上の記事の続きがあったなんて(笑)
夕方、Ryoを学校に迎えに行ったChiチャンとワンコたちみんなが遊びに来た。
焚き火の匂いがダウンジャケットに付くのが嫌な弟を捕まえ、無理やり焚き火談義をする兄。きっと自分で点けた火を自慢しているんだろう。
こんなことが出来るのもこの場所だからなんだけどね。
こんなものも初導入。
ストーブの熱で自動でファンが回りだす。文系の二人には構造がよく理解できないのですが、なかなか有効でした。
そしてボチボチ肉でも焼いてつまみながら・・・なんて思っていたらやっとヘッドランプがないことに気づき、手持ちのランタンで肉の焼け具合を確かめようにも手持ちのランタンは優しい光で昼白色のものはゴールゼロしかない。肉を焼きながら手元を照らすことが難しくてんやわんや。
ホントは串にささった焼き鳥でしたが、鶏肉の網焼きに。
この日はその他に、水餃子の旨辛鍋、ステーキ、ハンバーグ、白米、カップ麺、おやつ・・・すべて買い出しはShuに任せた。
そして最近滅法酒に弱くなった父に気を使い、パインサイダーで乾杯。
ホントは酎ハイを買ってたんだけど、あえて置いてきたらしい。
焚き火の火を囲みながら、色んな話をした。大学、剣道、バイト、将来、仕事、恋愛そして趣味の話まで(笑)
基本的にオイラと違って明るく社交的で誰とでも仲良くなってしまうShu。悪く言えばおしゃべり。父親とこんなことまで話をしたことがオイラはなかったけど、彼は酒も飲まずにこんなことまで話してくれる。
「お父さんがどうして一人ででも寒い時期にもキャンプに行くのか、わかった気がする」
どうやら冬キャンプも気に入ったらしい。
最後のステーキもShuに任せる。
それでも不器用なのは相変わらずで、小割を作る際に2度も鉈で指を痛めてた。
息子の最新iPhone15の写真の綺麗さには驚いたけど、かけてくれた夜ドライブしながら聞きたい曲のセットリストの半分は知らない曲だった。
それでも時々、サザンとか入ってくるのは親の影響らしいけど。
ソロの時より夜更かしして、11時頃焚き火が熾火になるのを目途に就寝準備。
湯たんぽと貼るカイロ。そしてシュラフは2枚重ね。
インナーテントの中は思ったより傾斜があり、夜中気づいたら目の前に息子のシュラフが(笑)
それでも寒さを感じることはなく6時半過ぎまで寝てしまった。
夜、しんしんと雪が降っていたらしくうっすらと雪化粧。この日の朝は-3度くらい。
コーヒーを淹れ、朝食のパンをホットサンドメーカーに入れ温めるだけの簡単朝食。
撤収開始。Shuにはシュラフ関係をお願いする。
2人いると撤収は早い。設営は2人でもあんまり変わらないけど。
テント内もアルパカの周りはこんな風に雪が解けていました。
焚き火シートの下もこんな感じ。
この日ほど撤収するにしたがって、まだ帰りたくないなあと思ったことはありませんでした。
ソロにはソロの、グループにはグループの楽しさがありますが、それとはまた別物の父と息子キャンプ。もはや父子というよりも遊び仲間的な雰囲気が漂っているなあと感じたのはオイラが親バカだからでしょうか。
夜、焚火を眺めながら、空を見上げながら話した時間は今考えても何物にも代えがたい貴重な時間だったような気がします。
「お父さんがキャンプしなくなったら、道具全部ちょうだいね」
「父さんキャンプ止めないよ」
「えっじゃ70歳過ぎてもやる?」
「うん、たぶん止めないよ」