その日の夜、お風呂から帰ってくると・・・・・
ここのキャンプ場は、小野川湖でも一番奥まったところにあり、五色沼の交差点からペンション街を経て、何も無いところにポツンとあるような感じである。
だから静かなのか。夏休みあたりはそれでも混むんだろうけど。
キャンプ場に着くと既に管理人さんは帰ったらしく、人気がまったくなし。広いキャンプ場に我が家家族だけポツンと残された感じである。
おいら的には願ったり叶ったりなんだけど、流石にChiチャン、Shu,Ryoは少し心細くなったみたい。いつもとは打って変わって無口な息子たちは実は完全にビビッていたのかも。
どれどれからだが冷えないうちに、テントに入って寝袋に潜りこもうなんていっていると、
テントの傍の林の中から
「ほ ほ ほ ほ ほ」
と微かな声?が
Chiチャン「あの木の陰に誰かいるんじゃない!」
全員体が固まる。泣き始めるShuとRyo。それでも
「女の人の声聞こえるよね」とChiチャン。
おいらも流石に背中がぞっとしたけど、ここは父親、冷静にふくろうの声だと子どもたちに教える。
でも今だから言うけどホントに聞こえようによっては、女の人の泣き声に聞こえたのだ(汗)
怖がる子どもたちを抱きながら寝かしつけ、風もない穏やかな夜のホントに静かな焚き火を楽しむ。
暗闇の中でホントにリラックスしていく自分自身を感じ、明日帰るのが嫌になる。Chiチャンも同じ気持ちのようで、出来るならばお風呂とウォシュレットさえあればなあ~なんて笑って過ごす。
先にテントに入ったChiチャン。その後は一人焚き火を見つめリラックス。さっきの寒気はどこへやら。一人なのに全然平気なのである。不思議なものだ。
翌朝はみんなお疲れだったようで6時半過ぎに起きだす。
風が無い・・・・湖面はまるで鏡のよう。またまたライジャケ忘れが恨めしい。
悔しいので朝食後に
カナディアンと写真に納まる(笑)
その後はキャンプの余韻を引きずりながら、五色沼、喜多方、米沢、高畠と寄り道しながら無事家に着いたのだった。
余談だけど、僕らのテントの傍の林の中にはお地蔵さんとお墓がありました(笑)
おいらは初日から気付いていたんだけど、Chiチャンは撤収しているときに気付いたんだそうだ。そこから声が聞こえるって言われたら洒落になんないでしょ!
あくまでも声の主はふくろうなのでご心配なく(笑)