カヌーキャンプの筈なのにライジャケを忘れ、途方にくれるおいら。
夜、突然の突風に目を覚ます。寝る前あれほど穏やかだった天気が嘘のように、湖からかなり強い風が吹き付ける。時刻はまだ3時過ぎ。
でもあまりにもテントがばさばさいうし、風もぴゅーぴゅーいうので念のため、ペグや貼り縄の確認。ところが同じく風で起こされたShuが実はかなりびびっていたらしく、
「おとおさん、眠れない」
「おとさん、テント飛ばされないかな~」
結局明るくなる前に4時起床。でも周りのテントはまだまだ寝ているし、これといってすることもないのでキャンプ場内を散策。
逆にこのぐらい風が強いとライジャケ持って来てても、カヌーは中止だっただろうから、すんなり諦めもつくというもんである。
場内にはカヌーが置いてあり、こんな看板も
カナディアンだったら4人で乗れるな~なんてまたいけないこと考えたりして(笑)
風が強くて肌寒い中、今日の朝食はパン工房ささき亭の焼きたてパン。8時開店なのに、我慢できずに7時30分にはお店に到着。案の定一番乗りだったけど、その後行列が出来るほどの人気にビックリ。焼きたてパンを持ち帰り、テントのリビングをフルクローズで朝食。うん人気があるのが分かるなあ~。ほんのり暖かいパンは噛めば噛むほど味わい深い旨み。ちょっと買いすぎかなってくらい買ったつもりなのに、残ったのは3つだけ。
Shuはもちろん普段食が細いRyoもキャンプに来てから、食欲旺盛である。
予定ではこの日半日カヌー遊びするつもりだったのに、あくまでも強風のせいで(笑)何をするか家族会議。Shuが裏磐梯に来たら必ず寄っているビジターセンターに行きたいとのこと、Shu曰く磐梯山の勉強をしたいのだそうだ。
ところがビジターセンターは大渋滞。駐車場に入る車で渋滞が起こっている始末である。そこで急遽、サイトステーションへ行き先変更。朝ごはん食べたばかりだというのに、おやつを外のベンチで食べていると、「やせうま」というお菓子作りしませんか?と声をかけられ、行ってみる事に。
やせうまは例えるなら、あんこ入り餃子(笑)形はまんま餃子である。でもこの地方では昔から食べられてきたお菓子であり、信州のおやきのような感じである。参加者は我が家4人と東京から来たというご夫婦の計6人。話を伺うとこのご夫婦、もう15年も裏磐梯へ通っているのだそうである。もう裏磐梯のベテランとも言うべきお二人は、今回のやせうま作りのインストラクターであるもくもく塾の新井さんとも顔なじみなようでとっても話が弾む。
そんな中で我が家の息子ども二人は、相変わらず喧嘩をしながら大騒ぎで生地をこねたり、あんこを包んだり・・・・。
でもようやくできたやせうまは、めちゃくちゃ熱いけど、うまかった!その場で一人一個食べて、残り一個は夕食後のデザートということで持ち帰る。やさしく丁寧に教えてくれた新井さん、お世話になりました~。
その後は熊祭りへ熊汁食べに。
初めての熊の味は・・・・・正直微妙。でも子どもたちはバクバク食べておりました。その後車の中で二人とも寝てしまったので、ちょこっとドライブ。裏磐梯は例年よりも春の訪れが遅いらしく、まだまだ雪が残り、山の木々も芽吹いたばかり、GW後が一番新緑が綺麗かも。
この日は早めにキャンプ場にもどり、食事の準備。その間子どもたちは何をしていたかというと
決してプロレスではありません(笑)
なぜかキャンプ場の隅においてあったトランポリンに夢中。
そしてこの日はなんと、キャンプ場が貸切!我が家しかいないとの事。
それがこの後とんでもないことになろうとは・・・・・この時は誰も知らないのであった。
つづく