Our Base Camp!

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ふっかふか

先週末は寒気の影響でこの冬一番の降雪量となった山形ですが、それでも積雪は30cm程度。毎朝の雪かきも除雪機を出す程でもなく、逆に大変な手作業になる。まあガソリン代も高いし節約!節約!

昨日の記事にも書いたんだけど、珍しく土日とも何もなかったので天気を見ながら、とことん雪遊びを楽しんだ我が家だった。

土曜日の朝、雪かきをしていると西の空が明るくなり青空が顔を出した。雪もだいぶ小降りになったので、早速遊びの準備。と思ったらRyoが朝から目を腫らして目脂だらけになって起きてきた。今日は土曜日だけど午前中は眼科の診察やっているそうなので、一応診てもらうことにして、おいらとShuはいつものごとくスノーシューとそりを車に放り込み、おやつをもっていざ雪山へ。

町の中を抜け、山道に入る直前、それまでの天気がウソのように吹雪き、視界がない。えっマジで・・・ てな感じで吹雪は我々の進路を塞いでしまった(すこし大げさだけど)。でもこのままじゃちょっと厳しいということで、急遽街中の公園ソリ滑りに計画変更。

公園に着くと吹雪いているにも関わらず、居ました、居ました、親子連れ。でも親たちはみんな長靴とジャンバー程度の軽装なのに対し、雪山使用のおいらはパタ○二アのソフトシェルジャケットにパンツ。背中にはオスプレーのスウィッチといういでたちで、明らかにオーバースペック。でも子どもたちのソリ滑りを寒そうに眺めているお父様、お母様を尻目に、おいらはマジにShuと競争。挙句の果ては親子共々雪の中を駆けずり回り、プロレスごっこに雪合戦。好き放題遊んでザックの中からおやつを取り出し、公園のあづまやでおやつタイムを取っていると雪がますます強くなってくる。周りの子どもたちもお昼が近いこともありつぎつぎ帰ってしまい、おいらたち二人だけになってしまった。それでも二人で汗が出るほど遊び、雪だるまを作って帰ろうとすると雪が止み再び青空が顔を覗かせる。お昼は診察の終わったRyoたちを迎えに行ってからみんなでそばを食べに行くことにしていたので、残念ながらここで雪遊び終了。青空を二人で睨めつつ、明日の天気が気になる。

日曜日。今日は朝から天気が良い。天気の崩れも無さそうということで、どこに行くか家族会議。といっても決定権は父親であるおいらが握っているのですが。問題はスキーに行くのか、スノーシューに行くのかということである。Chiチャンはスキーにしたらと言うんだけど、おいらとしては結局Ryoの子守だけで折角スキー場に居るのにスキーが出来ないChiチャンのことを思い、みんなで楽しめる今シーズン初の家族全員でのスノーシューハイキングに決定した。

今回はRyoも連れて行くので、あまり標高の高くない「西蔵王公園」に決定し、車を走らせる。Shuにとっては今シーズン三度目となるスノーシューだけど、今回は4人揃ってということで、テンションも高め。今回も隊長になるらしく、ウサギの足跡を見つけたらRyoにも見せるんだとか、張り切っている。

前日まで降り続いていた雪が見事に太陽の光に輝き、ふっかふかのパウダーに一歩一歩足跡を刻みながら、時折聞こえる小鳥の囀りに耳を傾ける。雪はスノーシューを履いていてもかなり沈み込み軽いラッセル状態。心地よい汗をかいた頃、目的のキャンプ場の斜面に到着した。汗っかきのShuはニットを脱ぐとすでにびしょぬれ状態で、Chiチャンと二人であわてて汗を拭いてやる。

Ryoはベビーキャリアに乗り終始ゴキゲン。きらきら光る木の梢を指差しながら「あ!」だの「お!」だの意味不明の言葉を発している。おやつを食べた後、ChiチャンとShuはソリ滑り、おいらとRyoは周辺探検に分かれて遊ぶ。

最近、大好きな母親を弟に取られてしまったお兄ちゃん。口には出さないけど心の中ではちょっと寂しく感じている様子で、母親とのスキンシップを求めてくる。だから今日は久しぶりにお母さんと二人きりで遊べるようにしたわけなんだけど、いつもにましてはしゃいでいたように見えた。シーンとした静かな森の中に、自分の妻と息子のはしゃぐ声だけがこだますのも悪くないなあというか贅沢なことだなんてRyoを背負い雪道を歩きながら一人考える。

帰りの車の中では二人とも疲れたらしく寝てしまい、久しぶりにChiチャンと二人きりのドライブの雰囲気を楽しんだ。でもあくまでも雰囲気だけで結局話は息子たちのことが中心となり、お互いに笑ってしまう。

きみたちの笑顔があるからがんばれる(俳句調)

またみんなで遊びに行こうね。