Our Base Camp!

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獅子はわが子を谷に突き落とすけど・・・

いやはや三連休も終わってしまいましたね~。

三学期が始まったと思ったらいきなりの三連休で長男Shuも「まだおしょうがつ~」といった感じで迎えた我が家の三連休でしたが、東北の日本海側は、まさに規則正しい「西高東低」の冬型の気圧配置に見舞われ生憎の吹雪。

前日まで暖かく、雨が降っていたのがウソのような冷え込みを見せた連休初日、特に予定は無かったのですが吹雪ということで家族みんなで「ボーリング大会」開催が決定。もちろんガーターなしの子どもレーンでしたが、Shuもスペア、ストライクを出し大興奮。夫婦対決は1勝1敗となった。ちなみに我が家は結構なボーリング夫婦で若かりし頃、二人で必死にスコアを競っていたのだ。平均的なスコアはChiチャンに軍配が上がる。ハイスコアはおいらが200!Chiチャン198!(根が二人とも体育会系なもので・・・)

午後からは次の日から出かけるスキートリップの準備に取り掛かる。妻は着替えやおやつ等の準備。おいらはまずスキーのワックスがけ、スノーシュー、ソリ、長靴、ストック、ベビーキャリアと主に遊び道具の積み込みである。一泊だけの旅行なのに何故か、愛車プレサージュの荷室はいっぱい状態。

気になる天気予報はバッチリ雪マーク。しかも両日とも久々の真冬日になりそう。ちょっと気分が乗らない父親に比べShuはもう全開モードでその日も恒例?の「ロフトキャンプ」となった。

いよいよ出発の日。里は幾分小降りになった雪だったが、高度を上げるに従い吹雪き、濃霧が車の行く手を遮る。天候とは逆に蔵王ライザスキー場は連休ということでかなりの混雑。挙句の果て悪天候ということで、一箇所しかないレストランは満席状態。運良くテーブルを確保し、ChiチャンとRyoは天気も悪いのでおやつタイム。Shuと二人で今シーズン2回目の滑りにむかう。2本ぐらい滑ったところ(相変わらずボーゲンヘルパー使用)でみんなで昼食。

この間からのShuの希望でスキースクールの申し込みをしてみる。期待と不安が当の本人よりも親に圧し掛かり、なかなかそばを離れられないおいら(笑)

でも心配が現実のものとなった。準備体操、スキー装着までは順調だった息子だが、「はい、じゃあみんな付いて来て~」のコーチの言葉にがんばって歩いていたが、途中で転倒してしまい焦れば焦るほど立つことが出来ない。終いにはゴーグルを取って泣きながら「おきれない~」と叫んでいる始末。居ても立ってもいられなくなったおいらは立つのを手助けしたのだが、その時

「もうがっこうにはいらない~」

と泣く息子。その時助けの来てくれたコーチが泣いている息子を連れて行ってくれたから良かったものの、あのまま二人きりなら抱っこして止めさせてしまったかもしれない親バカな父親なのであった。

レストランに戻ると中から一部始終を見ていたChiチャンも迎えに行った方がいいんじゃないとか、まだ早かったんじゃないと言う始末。でもShuのがんばりを信じて様子を見てみようということになり、おいらは偵察に出掛けることにした。

広いスキー場をShuのオレンジ色のウェアーを探す父。傍から見ると笑い話だし、過保護すぎるんじゃないのと言われそうだけど、その時はそのことしか頭に浮かばなかったのだ。

ようやく見つけた息子はコーチとマンツーマンでハの字の練習をしている。転んだりを繰り返しながら、一生懸命コーチのまねをしている息子がたまらなく愛しく感じられるのであった。

つづく