師走
坊さんも忙しいこの時期に平日休みを利用し、ひっそりとソロキャンプ・・・
かといって特別遠くに行くとか、きちんとしたキャンプ場に予約をしていくわけではなく、極ご近所の河原に向かう訳なのです(笑)
定番の聖地、唐松観音前は何やら工事をしており、河川敷に車が乗り入れできない状態。駐車場に車をおいて、えっちらおっちらと荷物を運べばいいだけの話ですが、この日は午後から夜にかけて雨予報だったので、なんとなく車が乗り入れできる場所がいいなあと。
春先からこの場所絶対いいよねと思っていた場所が空いておりました。平日ですからね。
車の窓を雨が濡らすと、もはや夕暮れのよう。
設営完了したのは午後4時前
この日も前回と同じパンダVC+とフィールドアのTCスクエアタープの組み合わせ。
ほんとはムササビとドッキングをと考えたんだけど、雨の中焚火もしたかったのでスクエアタープにしました。なんとなくこっちのほうが有効面積が大きい気がして。実際はどうなのだろう。
今回は今シーズン初のアルパカの火入れ。そして長年仕舞い込んだままになっていたトランギアのアルコールバーナーで炊飯をしてみようかと。うまく使いこなせればこれまた長くタンスの肥やしになってる(笑)サイレントツーバーナーをメインの火器にしてみようと思ってます。
キャンプサイトのレイアウトってなかなか難しい。この日も小雨の中、慌ただしく設営したのであまり深く考えなかったのですが、入り口を北西側の川下向きに設営しましたが、結構この場所、散歩の方が通る関係上、幕内が丸見え状態でした。できれば川上側を入り口にした方が人の目は気にせずにすんだのかと。
この辺がキャンプ場ではない市街地にほど近い河川敷野営の悩みどころでしょうか。
相変わらず散らかっている惨状・・・整理整頓できれば見られても良いのかも(笑)
寝具はローコットにインフレータブルマット、バローバック#5とナンガスーパー800の重ね技。湯たんぽ使用で熱いくらいでした。次の日の朝もあまり冷え込まなかったからでしょうね。
もう一つ、買ったはいいけど長らく箱すら開封していなかった代物がありました。
焚火の後ろにあります風よけ用の陣幕、ノースイーグルの焚火の壁です。
どうしても仲間がいると焚火をみんなで囲んでしまうので今まで出番がありませんでした。そして買ったことすらうっすら忘れていました・・・
でも効果は絶大で、この日は結構風が強かったのですが、焚火は安定し心持、火持ちもよかったような気がします。
今後は雪中に備えて輻射熱も期待できる金属製のものも使ってみようかなと、また新たな物欲が(笑)
オイルランタンへも火を入れて
ことらも今シーズン初のアルパカさん。やっぱりあったかい。
タープポールの先に輝くはこの日お初のゴールゼロのLEDライト。
近くのホームセンターに行ったら大量に並んでおりまして・・・思わずレジに。
最近ワンコの餌を買いにそのホームセンターに行ったら、奥のアウトドアコーナーがとんでもない品ぞろえになっておりまして。
時々用もないのに彷徨しております(笑)
そして肝心のアルコールバーナーによる炊飯ですが・・・風を甘く見ておりました。
事前にアルコールの分量を量り、30mlで10分燃焼などと計算しておったのですが、それらは全て室内の無風状態での話。
おいらが持っている五徳、トライアングルグリッドでは風防の役目を果たせずに炎は舞い上がり、肝心のコメが沸騰する前に自動消火。
仕方がないので焚火での炊飯に切り替え
何とか炊き上がりました(笑)
万が一のためにカップ麺もあったんですけどね。
はじめちょろちょろ、なかぱっぱ、赤子泣いても蓋とるなといいますが、おいらはちょくちょく蓋とる派です。焦がしたくないので。
でアルパカで温めたおでんと炊き立てのご飯を貪り食って、食後のコーヒーは風対策をしてアルコールバーナーで淹れてみました。まだまだ修行が必要だな。
コーヒーを飲みながら火遊び。
傍から見ると寂しいと思われますが、心の中はウキウキで興奮状態なのです。
帰ってからもChiチャンに、何が面白くて一人でキャンプに行くのか、そんなに一人になりたいのかと言われましたが、登山家に山に登る理由なんてないように、1人焚火をいじりながら、五感を研ぎ澄ませ過ごす時間というのは何物にも代えがたいもので、キャンプをしているということにもはや酔っているのだと思う。
楽しみは人それぞれで、お酒、料理、仲間、道具・・・数えたらキリがない。
寒いし夜中にトイレには何回も行きたくなるし・・・良いことは一つもないように見えるのだが。
おしっこの帰り、ランタンの明かりで光り輝くテントみて思うのだ。
「かっけ~」って
翌朝
霧の立ち込める河川敷。幕の中から外を眺めのんびり。
でもここを散歩で頻繁に人が通ります(笑)
食後、九時過ぎまで結構雨と風がひどく、逆に冷え込みはさほどでもなかったようでテントとタープはびちょびちょ。
この日は晴れ予報。すこしでも太陽の力で乾燥を試みながら、張り方のアレンジ。
タープの両端にポールを入れるとより開放的に。風には弱そうだけど。
タープをかたずけ、パンダのフラップだけ張り出してみる。
目隠しにはなるだろうけど、とにかく天気が良いとき限定なのがつらいかな。
冬の日本海側は、晴れる日なんてめったにないから。
こうやって楽しい時間は過ぎていくのだ。撤収の時間は名残を惜しむ時間。
チェックアウトの時間があるわけじゃない河川敷はのんびりかたずけられるのがメリット。
およそ9時間稼働のアルパカさんの燃料の残量はこのくらい。一泊なら給油無しでも大丈夫か。
さあ次は雪中かな。なんだか雪降りそうもないけど。ほどほどの積雪が希望です(笑)