子どもたちがそれぞれ大学、高校へと進学し丸1年が経った・・・
家庭内の環境が変わり、口がうるさいShuが家を出たのも大きな変化だけど、おいらの中ではRyoが自分から、これまで続けてきた剣道を辞め、高校に入学と同時に弓道を始めたのが一番の変化のような気がするのだ。
丸3年、コロナのせいで子どもたちの部活は大きく変わった。
これまで試合会場で応援すること、激励会や祝勝会と称した飲み会、当たり前と思っていたことが無くなったのだ。
でもそう感じていたのは親だけだったのかもしれないと最近思う。
子どもたちは何の競技であれ、親が観戦しようがしまいが関係なく全力で打ち込んでいただろうし、仲間同士の絆はコロナが無かった時より密かもしれない。まあ大会自体が中止になったり、合宿や遠征が少なくなったりはしただろうけど。
中学と高校の部活に保護者の介入は果たしてどこまで必要なのだろうか?
剣道から弓道への競技変更で気付いた、剣道界の悪しき慣習。
剣道は小学校から始める子が多いことから、防具類の運搬を兼ねた送迎は当たり前。その延長上にある大会ごとに起こる観客席争奪戦(笑)
この観客席争奪戦に関しては剣道ほど酷い競技は聞いたことが無い。指導者、大会側も知っているのに黙認。
例えば朝8時半開場だとすると、早いチームは6時前には入り口前にシートやらお茶セットを置き、順番確保。その役割は大抵一年生の親の役割だったりする(自分の子どもが試合に出なくても)そして挙句に暗黙のルールで強豪校〇〇より前に順番取ってはいけないとか。流石に中学、高校は生徒が先に入場なのだけれども、その入る順番は親が必至で確保した順番なのである。小学校に至っては開場と同時に親がダッシュ(笑)
試合会場が狭かったり、遠方になると前日から現地入りする犠牲者も居たり。
噂では全国大会になると試合3日前から場所取りだけに並ばなきゃならないとか(我が家は残念ながら全国大会には縁が遠かったので実際どうなのかは知りません)
おいらも保護者として関わっていたときは、疑問にも思わなかったし、むしろそれが親の務めくらいに感じていたかもしれない。親がこれくらいがんばっているんだから、お前たちもがんばれよ的な・・・。
細かいことを言えば、もっと色んな面倒なことが多いのですが
コロナ明けで親の観戦も自由になり現在はどのような状況なのか知りませんが、これがコロナ前の実際の状況でした。
保護者が一生懸命=保護者が介入しすぎ=スポ少からの追っかけ
イメージ的に小学校からスポ少で活動しているスポーツ、剣道、野球、バレー、バスケ、サッカーなんかはこんな慣習が多いと感じます。
弓道部では、基本的に市内の大会へは学校集合、自転車で現地へ。荷物等は各自でが基本。県内でも遠い会場の場合はレンタカー(顧問の先生が運転)なので保護者の出番はありません。
試合自体も今年になってようやく保護者観戦が可能になったのですが、順番が来たら場所を譲り合い、静かに観戦。
歓声や応援は無く、会場に響くのは的中した時の部員の「よし!」の掛け声と4回連続ですべて的を射る「皆中」の時の拍手だけ。
保護者がそろいのTシャツ来たり、先生のお茶を準備したりなど煩わしいことは皆無です。
おいら自身、当初そんな弓道部の活動が物足りなく感じたのは、剣道の時の後遺症だったのだろうな。
先日、地区総体で初めてRyoが矢を射る姿を生で見ました。
剣道をしていた姿より、凛として自信に満ちた姿勢で弓を引く姿が頼もしく感じられたのは、一種の巣立ちを感じたからかもしれません。
納得できる内容ではなかったようですが、なんとか県大会への出場を獲得し今週末いよいよ県総体を迎えます。
実は高校に入ってから部活も大会も見れないこともあって、あんまり家で弓道の話をしないRyo。でも時々熱くなりながら弓道の話をするときの熱量においらもChiチャンも実は驚いている。
でも大会前に保護者会と懇親会があり、顧問の先生や他の親御さんとほぼ初顔合わせで話していると、なんとRyoが新部長になってたことをそこで知らされる。
Ryoちゃん(笑)大事なことは話そうね。