薄暗い杉木立の中に通じる一本の道。
遠き昔、古の参拝者たちが蔵王の山頂、熊野岳を目指した信仰の道。
一方我々は ドッコ沼でおいしい朝ごはんが食べたい! という至極単純な理由で集まったオヤジたち。
Bさんがライスクッカーと米6号と水を背負っていくので、おかずを各自一品づつシェアしようということで、各々厳選したおかずを準備(笑)
Choさんは食後に挽きたてのおいしいコーヒーをごちそうしてくれるらしい。
これはがんばらねば!
出発してまもなく、姥神様に参拝。薄暗い林の中にひっそりと佇むその姿はちょっと不気味でもある。この時は気付かなかったが、奥に王子権現の祠もあった。
朝早かったからなのか、皆黙々と歩く。
でもここ最近山形市内で熊の出没が増えているので、少し賑やかに話しながら歩いたほうが良いと、話しようにも6人の行列は前後に長~く伸びてしまい、後ろの声は先頭を行くBさんに聞こえず・・・ 杉並木に熊鈴の音だけが響く。
心配された雨もさほどではなさそう。 しばらく、林の中の古道と林道を行ったり来たりして漸く一合目の行別地蔵に到着。午前4:57
ちなみに今回の目的地ドッコ沼は頂上ではなく、五合目である。
だからというわけじゃないけど、きっと今回の言いだしっぺのBさんも最初に食いついたMAさんも今回のコースをもっと簡単に考えていたんだと思う。 もちろんおいらも。
MOさんだけがこのコースを過去に上ったことあるというけど、本人曰く20~30年前(笑) まあ7時前にはドッコ沼着いて、ゆっくり朝飯食って、余裕で下ってまだ午前中って感じでいました。まだこの時は・・・
時折、写真のような標識が現れるが正直わかりづらい箇所も多く、1人だったらまよってたな。
実はこの区間は、林道が脇を走っているので、ある程度奥まで車でいけるのである。でも今回は昔の人々の気持ちになりきり古道を歩くのが目的なので、車は使わない。って誰が言い出したの?
つづく