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春を先取り鉄っちゃんの旅 完結編

いよいよ午後かは千頭発のSLに乗り、汽車の旅である。今回乗車したのはC56。戦時中にタイへ渡り、戦後もタイで活躍していたという蒸気機関車である。

駅に汽車が入線すると、早速記念写真。

運転席を覗いたいたら、運転士さんに「乗ってもいいよ」と声をかけられ緊張しながらも、運転席へ。

汽笛を鳴らしていざ出発。ひたすらのんびり、ゆっくり進む。そんな長閑な時間の流れがいつしか心地よくなってくる。子どもたちはもちろんだけど、おいらもすっかりそのノスタルジックな時間が楽しくなってしまうのであった。

もちろん乗っている客車もその当時のもの。

車掌さんが解説を加えながら、ハーモニカの演奏をしたり、気軽に子どもたちと写真を撮ってくれたり(おまけに帽子まで貸していただきました)、観光列車とはいえ、普段乗っている新幹線などの味気ない雰囲気が堅苦しく感じている。

SLの終点新金谷駅では降車早々、転車台での作業も見学しこの日の宿である川根温泉へまた電車でむかう。

その前に大井川鐡道の取材に来ていた台湾のTVに声を掛けられ、インタビューに応じるShuとRyo。オンエアーを見られないのがちょと残念。

その晩は川根温泉で一泊し、最終日も家山駅に寄ったり、のんびり過ごした我が家。SLのゆったりとした時間に慣れてしまい、帰りの新幹線や東京駅の混雑が別世界のよう。

家に帰って来てもその寒さと、忙しさに、今回の旅が妙に胸に沁みるのでありました。