Our Base Camp!

ボクらは今日も旅に出る 山へ 川へ 見知らぬ土地へ 人生が旅ならば 気に入った場所すべてがボクらのBase Camp

蔵王までちょっと

海の日を入れた三連休。皆様いかがお過ごしだったでしょうか?

我が家は唯一海の日だけが休みという、連休でも何でもないただの休日でありましたが、家族で蔵王へちょっと(笑)

あまりに早い梅雨明けと、連日の猛暑にクタクタの毎日。聞こえてくるのは「この連休○○さん家、キャンプに行くんだって」なんていう噂話ばかり。海の日、おいらもご多分に漏れず、3時半起床、なでしこ観戦組だったので(ChiチャンとShuもね)今日はどうしようかなあと悩んだのですが、青空を見上げながら「山行コ!」と決めたのでした。

今年の目標(?)はRyoが一人立ち出来るかということなのでありまして、要は抱っこ~おんぶ~と言わずに一人で山に登るということなのですが・・・・まあ親もそれなりの覚悟が必要なのですがね。そこで今回のコースは、「蔵王までちょっと」コース(笑)

蔵王ロープウェイを乗り継ぎ、地蔵山頂駅まで、そこからワサ小屋跡を通り、一気に蔵王山系最高峰熊野岳山頂1841Mへ。帰りはピストンで。

観光コースに毛の生えた程度のコースですが、4歳児にとってはちょうど良かったみたいです。

実は月山とも迷ったのですが、距離とコースの状況(残雪など)を考えると蔵王が無難かなあと決めた次第。

ところが朝から興奮してなでしこ見てたお陰で、飯食って準備完了、いざ出発の時点ですでに10時。飲み物などを買いながら蔵王に着いたのは10時40分。10時50分発のロープウェイに間に合わず(笑)

11時出発。山頂駅に着き、靴紐締め直し「出発!」したのが11時30分。そんなダラダラ山行にも拘らず、この日も天気がよく、眺めはすばらしい。最近おいらの本棚から勝手に「岳」を取り出して読み漁っているShuはこの日も気分は三歩。出発と同時にデカイ声で「クラ~イミ~ン!」だと(爆)

負けじとRyoも珍しく、グングン歩いている。ワサ小屋跡で一回目の休憩。

熱中症にならないようスポーツドリンク飲み、オヤツを頬張る。こういうところに来ると急に仲良くなる変な兄弟。いつもそのくらい仲がよければ良いのに・・・。

「あの山の上に見える赤い屋根が頂上の神社だからな」

Ryo「あっ?」

微妙な反応を見せ始めるRyoのために、直登コースへ。子どもはダラダラした単調な登りよりも、変化に富んだ岩場やガレ場のほうが俄然ヤル気を出して登るのである。転倒や怪我をしないよう見守るのも大変だけどね。自分の歩いてきた軌跡が振り返ると一望できる。これは子どもたちにとってはすごく新鮮であり、自信がつくようで、ShuもRyoも何回も振り帰りながら景色を楽しんでいた。

12時45分。何とか一人で歩いてRyoが熊野岳山頂登頂!と思ったら最後の最後に転んで泣いてるし(笑)

トンボの運動会の中、朝自分たちで握ってきたおにぎりを頬張ると自然と笑顔になる。何気ないこんな瞬間がとてつもなく幸せに感じる。

それにしても海の日、蔵王も結構な人出で、山頂にも家族連れ、お年寄り、老若男女と賑わっていた。スタイルもそれぞれで、キチッとリュックを背負ってトレッキングブーツを履いている人、普段着だけど靴はスニーカー履いてる人、サンダル履きの人(笑)どっから来たのかな。

下りはお疲れモードで必死に抱っこをせがむRyoを何とか手をつないだり、飴を舐めさせたり、アイスでつったり(笑)でも何とか最後まで歩き通したRyo。よく頑張った!

その後は蔵王温泉に浸かり、車中は爆睡モードかと思いきや、変にテンションが高くなってしまった子どもたちは家に着くまでクイズ大会で盛り上がるのでありました。