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愛すべき道具たち

最近は専ら藤沢周平に傾倒しているおいらです。今も「玄鳥」という短編集を夜な夜な読み耽っております。

そもそも本屋巡りが大好きなおいらは学生の頃は良く神田は神保町あたりをぶらぶらしていました。あの古本屋独特のにおいがたまらないのです(変態?)。

今でも近所の本屋やブックオフなんかにいっては、自分の世界に入り込んでるんですが、最近はもっぱらアマゾン巡り(笑)。インターネットを通じて目当ての本を探したり、購入出来ちゃうんだから便利な世の中になったものです。

でもってこの度手に入れたのが、この本。

ホーボージュン著 「実線主義道具学」!

前から欲しかったのですが、近所の本屋でどうしても見つけられずやっと今回手に入れました。

この手のムック本はどうしてもカタログ的になりがちですが、流石ホーボーさん。読み応え十分の内容です。この本に登場する40点の道具たちは、すべてホーボーさんの私物であり、使い倒して「これぞ最高の道具だ」と確信したものばかりなので、その思いや世界観までこちらに伝わってきます。

特に一番最初のパタゴニア「メンズ・ギⅡ・パンツ」の章。題名が「パンツ大往生」!

ただのパンツじゃない。これは僕の分身なのだ。

この一文だけでもこの本の持つ、ホーボーさんの道具学とも言うべき、熱い思いが分かります。

数多いアウトドア的読み物の中でもおいらのベスト5に入りそうなこの本。野遊びできない欲求不満な夜の枕元に、おいらを妄想の世界へ連れてってくれそうです(笑)。