Our Base Camp!

ボクらは今日も旅に出る 山へ 川へ 見知らぬ土地へ 人生が旅ならば 気に入った場所すべてがボクらのBase Camp

海は広いな~大きいな~

というわけで、ツーリングスタート。今回はシーカヤックツーリングスクールなのでまずガイドの中山さんに一から手ほどきを受ける。ボクらが乗るのは本格的なタンデムのシーカヤック。Shuは勿論おいらも生粋の淡水パドラー(笑)なので足でラダーを操作するのは初めてだし、いくら波が穏やかだとはいっても海…正直ドキドキものなのだ。

Shuはというとパドルを持って踊ってるし、早く漕ぎ出したくてうずうずしている様子。 まああまり期待はしてないけど少しは漕いでくれよと彼の背中に訴える父であった。

まずシーカヤック自体の水進性や直進性がまったく初めてということもあり、かつ海があまりにも広くてちゃんと進んでいるのか?スピードは出ているのか?皆目見当がつかず、戸惑う父と息子。それでもなんとか万座ビーチ沖の夫婦岩の注連縄の下をくぐり抜ける。ガイドの中山さんの説明では、この夫婦岩は嘗て観光スポットが乏しかった頃に地元の人たちが海の安全祈願のために考えたものらしい。でもあまり有名にはならなかったという歴史を持つ。今年かけ直したばかりという注連縄は、間近で見ると威厳があり、岩自体も迫力がある。ビーチからではこの威厳は伝わらないかなぁ。

そこから万座毛と呼ばれる隆起した台地に沿って川を遡る。エメラルドグリーンの海が急に濃いブルーに変わるとあっという間に、見慣れた川の水の色に変わる。その頃からShuはほとんど漕がなくなり、観光船気分満喫(苦笑)。川沿いには見慣れない石の家のようなものが立っている。話によると沖縄独特のお墓。お参り大好きな我が息子は、「いっぱいおてらあるね~なむなむ」と大興奮(不思議?) 沖縄では法事のときみんなお墓で会食するんですよ~と説明していると偶然一組の家族が重箱持ってやってきた。

河口を少し遡るとマングローブの群生がある。しかし反対側はコンクリートの護岸。今はこの一部だけが残ったらしい。もう少し暑くにるとシオマネキの大群が見れるそうである。ここでShuはマングローブの種?をおかあさんにお土産に(爆笑)。

その後万座毛に沿って外海に出たんだけど、あまりにも水が澄んでいて青い海底が見え、Shuはちょっとびびり気味。おいらも実は怖かったけど、息子には内緒。観光スポットである万座毛からは観光客が驚きの様子でこちらを見ている。親子共々ドキドキワクワクのショートツーリングでした。ガイドの中山さんありがとう~!

つづく