今シーズン限りの引退を宣言したピノ。
最後のツール第20ステージはピノの為にあった。涙が止まらない…
ボクの中のツールの古い記憶は、昔NHKでドキュメントでやっていた放送を見たのが最初。
その後夜中にやはりNHKで放送してた頃があり、インデゥラインじゃなくてキアプッチの走りに惹かれた。
その後はドーピングですべて剥奪のランスアームストロングじゃなくて、アルベルトコンタドールに熱狂した。
コンタドールはツール、ジロ、ブエルタも取ってるし、オールラウンダーでもあるんだけど、激坂をダンシングで駆け上がるその姿は、その後のツールチャンピオンには無いもの。
そしてボクがロードバイクを買って坂を登り始めた年に、フランスの期待の星として現れたのがティボーピノだった。
結局グランツールではチャンピオンになれず、表彰台に上がったのも2回くらいしかない。
でもいつか、いつかきっと…そう思わずにはいられなかったのは彼がダンシングでアタックを仕掛ける姿に魅せられたからなのだろう。
ダウンヒル恐怖症や無念のリタイヤも乗り越えて、今シーズンはジロでマリアアッズーラを獲得!
そして現役最後のツールに挑んだ。
きっとフランスの国民の期待とはボクたちが想像することすら難しいプレッシャーだったのだろう。それは彼を充分に痛めつけた。そして押し潰した。
本当はそれを乗り越えなければマイヨジョーヌは手に入らないのだろう。
でもボクはやっぱりそんな人間じみた、感情むき出しにするピノが好きだった。
メルシー ピノ
我ながら単純で次の日Ryoの弓道の大会の合間に汗をかきに行きました。
もちろんダンシングで(笑)