Our Base Camp!

ボクらは今日も旅に出る 山へ 川へ 見知らぬ土地へ 人生が旅ならば 気に入った場所すべてがボクらのBase Camp

背中

いつの間にか9月も間もなく彼岸入りですね。最近は朝晩結構涼しくなってきました。

我が家の子どもの写真の中で何気に多いのが後姿のの写真。顔が映っていないだけに、その時の表情や感情を勝手に想像するのだけど(笑)

でも正直、カメラを向けるとうちの息子たちは、変なポーズとったり、変顔したりして全然味のある写真にならないのだが、背中だと良い感じなのである。

この次男の写真は、8月末に蔵王で行われた龍岩祭というフリーフェスへ行った時の写真。音楽が鳴り響くゲレンデでステージではなく、敢えて山と雲を眺めながら何を思っているのだろう?自分の夢や希望を想像しているのだろうか?今という一瞬を心の中のフィルムに収めているのだろうか?

って想像してしまうけど、実際はクジラの形した雲が動くの見てた!だって(笑)

長男のカヌーでの後ろ姿は、多分一番多い写真。このブログの第一回目の写真もカヌーでの後姿!

ライジャケデカっ(笑)

6年前、まだ小さかった長男といっしょに最上川のカヌー体験へ。前の座席で狂喜乱舞していると思いきや・・・爆睡!

今回の写真の時は、自分1人で漕ぐからとしっかり前方を確認しているよう。おいらは暫し後ろで昼寝。

聞こえてくるのは、セミの声と息子の漕ぐパドルの音だけ・・・。見上げれば真っ青な空。

次男が小学校に入ってから、ふとした時に考えてしまうことがある。こうして子どもたちと何気なく過ごす時間もいつまでも続くものじゃないんだということ。それは親離れ、子離れ、なんて話じゃなくて、もっと深いもの。いつかは終わりを告げる時間だからこそ、大切にしたいなあってしみじみ感じるのだ。

ひとり黙々とパドルを漕ぐ長男に聞いてみる。

いつまで(何年生まで)こうやって一緒に出掛ける?

こうしてお父さんと一緒にカヌーに乗ったこと、忘れんなよ?

いつの日かShuに守るべき家族が出来てたら、いっぱい思い出作りなよ。

どの問い掛けにも、え~だの、ほ~だのと誤魔化して返事しなかったShuだけど、最後にこんな事言った・・・

「おれ、おとおさんがキャンプに行きたがるのやっとわかった!だってキャンプ来るとみんな笑顔になるんだもん。」

きっと背中越しだから、おいらも色んなこと聞けて、Shuもこんなこと言えたんだろうなあ。向かい合ってたらきっとこんなことしゃべらないかも(笑)

遠くで「おにいちゃ~ん」と呼ぶ声がする。キャンプ場でちっちゃなRyoが何故かお土産屋で買った忍者刀を振り回してる。

「子は親の背中を見て育つ」っていうけど、我が家では「親も子どもの背中を見て育つ」かも・・・