先日、長男Shuの幼稚園での活動を見る機会があった。クラスの中でも頭ひとつ大きい彼は、友だち数人と一生懸命落ち葉を集めても、一目で解る。
落ち葉で何か作っているらしい。
「じゃ今から焼き肉するから…」
「最初に葉っぱに火つけるんだよ」
「は~い出来たよ」
(バーベキューか~)
Shuの声を聞くたび、顔がにやけてしまう親バカがここにもひとり居ました。
そうなんです。焚き火好きの親にしてこの子あり といった感じでしょうか。彼は焚き火でバーベキューというおやじの大好きなことを自由な遊びの中でイメージしてたんです。
そんなことで今回はおいらが考える子育てとアウトドアについて書いておこうと思います。
最近いろんなところで、子供たちを自然に触れさせようということが叫ばれ、そのことによって子供たちの成長に良い刺激を与えることができると云われている。確かに物質的な価値観の現代社会において自然の中に身を置くことは子供じゃなくたって心地良いものだし、楽しいこと。
ただおいらが思うのは、子供の成長のため 子供の情操教育のため という目的だけがひとり歩きしている部分があるんじゃないかということです。
まあ偉そうなことを言うわけじやないけど、うちでは親が楽しまなきゃ 子供たちもたぶん楽しめないだろう?!ということでおいらが一番楽しんでます。
あくまでも
山、川に行った→子供に良い影響
じゃなくて
山、川に行った→みんなで楽しんだ→家族に良い影響→子供に良い影響
じゃないかと思うのです。だって考えてみると子供たちと一緒に過ごせる休日なんて、子供たちが何歳までのことか… 自分が過ごす季節だってあと何回か分からない…じゃみんなで楽しもう。ということなのです。あとはきっと子ども自身が自然から何か感じてくれると思うのです。
「まだ一歳にもならぬ息子が黄葉が散り始めたベランダに座り、9月の秋の風に吹かれている。(中略)そんな一瞬の子どもの瞳に、親の存在など関係なく、一人の人間として生きてゆく力をすでに感じるのはなぜだろう。」
きっと我々親が伝えきれない何かを 自然は子どもたちに伝えてくれるのだろう。