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秋の蔵王

土曜日秋真っ盛りの蔵王に行ってきました。全国的にも有名?な蔵王ですが地元にとっては本当に身近な存在です。幼稚園や小学校のうちから一度は訪れたことがある場所です。

 一部不満の声もありますが蔵王は山頂付近まで車、リフト等で行けてしまう観光地です。ですから特別な装備を持たなくても極端に言えば、革靴、ハイヒールでも山頂付近に立つことが出来、蔵王のシンボル「お釜」を見ることが出来ます。逆に言えば小さな子供からお年寄りまで自然を感じることが出来るのが蔵王ということです。

今回は中央ロープウェーに乗り、中央高原へ。そこはもう標高1300mの世界です。里よりも早い蔵王の秋は辺りの木の葉を色づかせ、空気はもう冬の香りがします。ブナ・ミズナラ・カエデなどの木々の間に整備された散策路をどんぐり、きのこ、黄色い葉、紅い葉を発見しながら歩くのは子供も大人もことばにならない安らぎを感じる時です。

 お昼はヨーデルが流れる三五郎小屋で。温かいコーヒーが身体の中から温めてくれます。

 昼食後、近くの「五郎岳1413m」へ。次男はキャリアがお気に入りの様子で泣きもせず、負ぶさっている。長男は恒例の「くたびれた~」が出たが、今回は落ちていた木の枝で即席のつえを作ってやると大喜び。無事「五郎岳」を制覇しました。その山頂から見る景色に妻も長男もそしておいらも(次男は熟睡中)感激したのでした。そこには目の前に「三宝荒神山」が真っ赤な斑点を纏ってどっしり構え、西には同じく紅葉した「瀧山」東には「雁戸山」そしてそれらの山のかなたに山形、仙台の町並みがうっすら浮かんでいるのです。(写真には撮ったんですが実際目にしたものとは雲泥の差が)

 

 下りは長男得意の歌が始まり、小島よしおも登場。最後にはロープウェー出発直前に「おしっこ~」と言い出し、出発を待ってもらう羽目になりました。

でも今回一番感じたのは、こんなに天気のいい秋の日にすれ違うのは、おじちゃんおばちゃんばかり。子供はきっと長男、次男以外にいなかったのかも・・・おいらたち夫婦も一番若いかも・・・と妻と2人喜んで?いました。(麓の温泉街やロープウェーの中には革靴、ハイヒール組みがいましたが)中高年のパワーを見せつけられた一日でもあった。