Our Base Camp!

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小さな冒険者

昨日の出来事である。

小学校に入ってから送迎バスでスイミングに通うことにしたShu。

昨日初めてバスに乗った。送迎バスは小学校まで来てくれるということだったんだけど…

行きは良い良い帰りは怖い!

5時半に学校に着く予定が6時近くになってもShuが帰って来ない。

そこでおいらはRyoと一緒に学校まで行ってみることにした。しかし待てど暮らせどバスが来る様子はない。Chiチャンに電話してスイミングに問い合わせてみても予定通り出発したとのこと。

夫婦ふたりで良くないことばかり考えてしまう。事故、誘拐…

6時半ごろ自宅のばあちゃんより電話がはいる。

Shu帰ってきたよ。ファミリーマートで降ろされたんだど

一先ずホッと一息。

えっファミリーマート

うちの近所にはファミリーマートは無いんだけど…ばあさんのことだからセブンイレブンと勘違いしているだろうなんて思いながら、うちに着くと。

玄関で半ベソかきながら疲れた顔してShuが座っている。

思わずギッと抱きしめ頭を撫でる。

話によると、うちから直線距離で2キロぐらい離れた隣の学区のファミリーマートで降ろされたらしいのだ。

初めての送迎バスだった彼は運転手(大バカ野郎!)に違いますとも言えず、仕方なくそこで降りたらしい。

不幸中の幸いでそこは幼稚園時代園バスで通ったところだったので、一人で30分以上かけて歩いて来たのだった。

もし何かあったら…考えただけでもゾッとする。っていうか送迎バスでそんなことあるの?

何を確認しているのか。めちゃくちゃ腹が立った。お詫びの電話がはいる前、家族みんなで話していると

「ボクがちがいますって言わなかったから…ごめんなさい」

家に帰って来てからも涙も流さず、妙に反省している息子の一言に、この間まで甘えていた幼い姿を思いだし、デッカくなりやがったな~と感心してしまった。

お詫びの電話はコッチが恐縮してしまうほど低姿勢で(当たり前だけど)ホントだったら

何考えてんだ!ボケ!責任取れんのか!!

なんて怒鳴り散らすところが、息子の手前穏やかにけど厳しく抗議したおいらなのでした。

いつの間にか彼はボクたちが思っているよりずっと速いスピードで男になっているのかも…なんて考えながらまだまだ幼い寝顔をそっと撫でた。