Our Base Camp!

ボクらは今日も旅に出る 山へ 川へ 見知らぬ土地へ 人生が旅ならば 気に入った場所すべてがボクらのBase Camp

夏!山!空!

事情があり週末のカヌーフェスタに参加できなくなってしまったボクらは急遽なんちゃって蔵王登山に向った。今回のコースは温泉街よりロープウェイを乗り継いで一気に1600Mをかせぎ、そこから地蔵山1736Mを経由し蔵王連峰の最高峰である熊野岳1841Mを目指す計画である。我が家にしてはなんちゃってだけど、ちょっと本格的な「山」である。

 

梅雨の晴れ間となったその日は午前中から気温がグングンうなぎのぼり状態。ボクらは午前10時、涼しさを求め一路蔵王を目指した。途中コンビニでおにぎりと飲み物を調達し、蔵王温泉に到着。んっ すずしくない!それもそのはず標高約800Mの蔵王温泉もすでに27度である。早々にロープウェイのチケットを購入し(大人2名分 往復5000円なり)、興奮気味の息子たちをなだめながら車内に乗り込む。およそ7分の乗車で「樹氷高原駅」に到着。お~すずしい!

そこからまた乗り継いで「地蔵山頂駅」に到着。ひゃ~さむいかも!

 

とりあえず今日の無事と家族の健康を地蔵様にお参りし、夫婦揃ってトレッキングシューズの紐を締めなおし、Ryoをキャリアに乗せて、準備完了!いざ出発である。

 

今日の隊長Shuはおやつ満載のマイリュックとストックを持ち、やる気満々!のはずが・・・いきなりの急勾配に「ちょっと きゅうけい~」の繰り返し。それでも地蔵山山頂に立ち、ぐるりと360度の景色を眺めると「きもちい~」の連発。キャリアの中のRyoも「あ~」と興奮気味である。

 

日差しと空は夏の色。風は天然のクーラーである。おやつを食べて燃料補給完了。一旦下り、ワサ小屋跡分岐を目指す。しかし隊長は長い下りに大苦戦。2、3度躓き、へこたれてしまった。Shuにこれからのコースを説明する(天気が良いのでコースはすべて見えるのだ)と「がんばれないかも・・・」という答え。よしじゃあワサ小屋跡でおにぎり食べて、違うコースを引き返そうということになった。

 

ところがそのコースは先程の地蔵山経由のコースとは雲泥の差である。だってずっと木道だし、なだらかだし・・・ということで隊長も気力回復!歌を歌いながら、花を見ながらのトレッキングとなった。

 

そこで追加として、三宝荒神山1703Mへのコースに向うことにした。ところが・・・このコース先程の地蔵山コースとさほど標高差はないはずなのに、暑いのである。風がない。虫が多い。最後にあせびっしょりになってしまった。

 

ということで下山後、温泉に入り至福の時を過ごした我が家族は、車内に篭る温泉の匂いとともに帰路に着いた。