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自然と遊ぶということ

渓流シーズンも終わり、ここ山形も秋の気配が漂ってきました。皆さんどんなシーズンでしたか?

釣りに限らず、自然の中で遊ぶということは 普段の生活では気付かない季節の移り変わりを感じられるということです。

春、山々の木々が萌葱色に芽吹き、長かった冬から解放される心踊る感覚。

夏、ギラギラと照りつける太陽のもと、蝉時雨を聞きながら夏のにおいを嗅ぐ感覚。

秋、衣替えしたように美しく様変わりした山道を サクサクと落ち葉を踏んで歩くしっとりとした感覚。

冬、真っ白な世界が沈黙したように、静まり返り、自分の心が研ぎ澄まされていくような感覚。

きっとこんな感覚は人間が文明というものを築く前から、DNAに深く刻み込まれた感覚なのだろう。

だから幼い頃、自然の中で過ごしたことのない人でも、山や川に包まれると懐かしいと感じるのだろう。

ここ山形は、そんな意味では非常に素敵な場所である。少なくとも、自分にとってはこんな贅沢な場所は他にないと思っている。

そんな愛するふるさとの自然に包まれ、自分の息子たちも成長してほしいと心から願っている。

しかし、一部の心無い人たちは、今が良ければいいと考える人が多い気がする。

芋煮会と称して、河原で酒のみするのはいいが、残されたゴミの山、残飯。

釣り場に向かう道には、必ずと言っていいほどの不法投棄。

釣りをする人、山を登る人の中にも 最近マナーの悪い人たちが増えている。

自然と遊ぶということ…それは自然に遊ばせて頂いているということ。

だからこそ、自然を愛し、自然を恐れ、自然を敬えるのだと思う。

若者よ 携帯を捨て 野に出よう!